屋根の“端っこ”が家を守る?知られざるケラバの役割とは୧😤୨
外壁や屋根のメンテナンスを検討する中で、「ケラバ」という言葉を耳にしたことはありますか?
実はこのケラバ、家を長持ちさせるうえでとても重要な部位です🙉
普段あまり意識されませんが、放置すると雨漏りや外壁の劣化にも直結するリスクがあります。
この記事では、ケラバとは何か?なぜ重要なのか?をわかりやすく解説し、
メンテナンスの必要性と注意点までご紹介します⋆⁺₊⋆🍰⋆⁺₊⋆
屋根工事を検討している方、これから外壁塗装をされる方は、ぜひ最後までお読みください!
目次
■ ケラバとは?位置と役割を解説
ケラバとは、切妻屋根や片流れ屋根などで、屋根の「側面(端の部分)」にある部分のことです。
軒(のき)が屋根の下側の張り出し部分であるのに対し、
ケラバは屋根の左右の“端っこ”にあたる部分になります。
▼ ケラバの主な役割
-
雨水の侵入を防ぐ
外壁との境目にあり、雨が壁に直接当たるのを防ぎます。 -
風の巻き込み対策
強風時に屋根材の浮きや飛散を防ぐ構造の一部です。 -
美観の維持
屋根のラインを美しく見せるアクセントにもなります。
🏠 ケラバがない、または傷んでいると、雨水が壁を伝って内部に浸入しやすくなり、雨漏りのリスクが上がります。
■ ケラバに起きやすい劣化症状
ケラバは風雨にさらされやすいため、以下のような劣化が起こりやすい部位でもあります。
劣化症状 | 内容と影響 |
---|---|
割れ・欠け | モルタルや板金が割れると雨水の浸入口に |
サビ・腐食 | 板金部分がサビて雨水を呼び込みやすくなる |
隙間の発生 | 経年劣化で隙間ができると、風で屋根材がめくれる恐れ |
とくに築10年以上経過している住宅や、強風・塩害地域にお住まいの方は注意が必要です。
■ ケラバが傷むとどうなる?見落としNGな理由
「屋根の端だけだし、大きな影響はないでしょ?」と考えがちですが、それは危険です。
ケラバの劣化を放置すると、以下のような深刻な被害へとつながります。
-
雨水が壁内部へ浸入し、断熱材や柱を腐らせる
-
外壁の塗膜が早期に劣化し、塗装の寿命が短くなる
-
強風でケラバが飛ばされ、屋根材全体の剥がれを誘発
⚠️ ケラバは“屋根の弱点”でもあるため、こまめな点検・補修が必要なのです。
■ ケラバのメンテナンス方法
劣化状況に応じて、以下のような施工が行われます。
① 塗装(軽度の劣化)
・ケラバ部分に使用されている金属部材を防サビ塗装
・外壁塗装のタイミングで一緒に施工するのが効率的
② 板金補修・交換(中度の劣化)
・板金が浮いていたり、一部がサビで破損している場合に有効
・部分交換か全交換を行います
③ 屋根材の下地補強(重度の劣化)
・雨水の侵入や屋根材の浮きがある場合、ケラバ下地を含めた屋根補修が必要となる場合があります。
■ ケラバを長持ちさせるポイント
ケラバの寿命を伸ばし、雨漏りなどの被害を防ぐためには、以下のような対策が有効です。
-
**定期点検(5~10年ごと)**を欠かさない
-
外壁塗装・屋根塗装の際に付帯部(ケラバ)も一緒にチェックする
-
異音や見た目の変化に気づいたらすぐに相談する
🌧️ 雨が多い時期の前(春・秋)に点検を行うと、トラブルを未然に防げます!
■ 深井塗装のケラバ点検・施工例
当社でも、外壁塗装や屋根工事の際にケラバの状態を必ずチェックしています。
「塗装だけしてもケラバが傷んでいては意味がない」というのが、私たちのポリシーです。
最近では以下のような施工事例もあります:
-
江戸川区・築18年の戸建住宅
ケラバ板金の浮きが見つかり、屋根と同時に板金補修を実施。
結果、雨漏りのリスクが大幅に軽減されました。 -
練馬区・外壁塗装とセット施工
外壁塗装と同時にケラバ部のサビ止め塗装を実施。
建物全体の美観と耐久性が向上しました。
■ まとめ|ケラバは“見えにくいけど重要”な防衛ライン
ケラバは普段見えにくく、名前もあまり知られていない部分ですが、家を守る最前線のひとつです。
ここが傷んでしまうと、屋根や外壁の寿命にも大きな影響を与えてしまいます。
【ポイントまとめ】
-
ケラバは屋根の側面にあり、雨風から外壁を守る役割
-
劣化が進むと雨漏りや屋根材の脱落に直結
-
定期点検と適切な補修で、家を長持ちさせることができる
深井塗装では、屋根全体の診断・ケラバのチェック・適切な提案までワンストップで対応可能です。
「屋根の端が少し気になる…」そんな方は、お気軽にご相談ください!