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アスファルト防水の押さえコンクリートとは何か?🚀

塗装・工事の豆知識 2025.08.04 (Mon) 更新

さて今回は、アスファルト防水に欠かせない「押さえコンクリート」についてお話しします。

「防水工事の図面に“押さえコン”って書いてあるけど、これって必要なの?」
「そもそも押さえコンクリートってどんなもの?意味あるの?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

実はこの押さえコンクリート、防水層をしっかり保護し、耐久性を大きく左右する重要な存在なんです🌍

この記事では、アスファルト防水工事の現場で頻出する「押さえコンクリート」について、役割や施工の流れ、メリット・デメリットなどを初心者向けにわかりやすく解説します。

📘この記事でわかること:

  • 押さえコンクリートの基本的な役割と構造

  • 施工現場での流れや注意点

  • メリット・デメリットの比較

  • よくある質問とトラブル事例

🏠こんな方におすすめ:

  • 屋上防水やバルコニーの工事を検討中の方

  • 建物の防水工事を学びたい初心者の方

  • 建設・リフォーム業界に携わる方

防水性能だけでなく、建物の寿命にも関わってくる「押さえコンクリート」。
正しい知識を身につけることで、無駄な工事やトラブルを防ぐことができます。

それではさっそく詳しく見ていきましょう!

テキストアスファルト防水の押さえコンクリートとは何か?とかもめと波消しブロックの写真


1. 押さえコンクリートとは?|簡単にいうと“防水層の上の蓋”

押さえコンクリートは、アスファルト防水などの防水層の上に打設されるコンクリート層のことです。建築用語では「保護コンクリート」とも呼ばれることがあります。

この層は、以下のような目的で設けられます:

  • 紫外線や風雨から防水層を保護する

  • 歩行や作業の際の物理的なダメージを防ぐ

  • 屋上などに設備や構造物を設置するための下地となる

押さえコンクリートの構造イメージ:

屋上構造体
↓
下地モルタル
↓
アスファルト防水層
↓
保護紙(アスファルトフェルト等)
↓
押さえコンクリート(t=50〜70mmが一般的)

防水層を外部環境から守る“盾”のような存在、それが押さえコンクリートなのです。


2. なぜ押さえコンクリートが必要?|3つの効果で寿命が伸びる

① 紫外線による劣化防止

アスファルト防水は紫外線に弱く、直射日光が当たり続けると劣化が進行しやすくなります。押さえコンクリートはこの光を遮り、劣化の進行を抑える役割を果たします。

② 耐荷重性の向上

屋上に人が乗ったり、設備を設置したりする際、直接防水層が踏まれると損傷のリスクがあります。押さえコンクリートがあれば、荷重が分散されて防水層を保護できます。

③ 温度変化の緩和

コンクリートが温度の急変を和らげることで、防水層の伸縮や剥離リスクを減らします。


3. 押さえコンクリートの施工手順|工程ごとにポイントを解説

押さえコンクリートの施工には、いくつかの重要な工程があります。

  1. 防水層の施工完了後、清掃・点検を行う

  2. 保護紙(アスファルトフェルトなど)を敷設

  3. ワイヤーメッシュ(鉄筋)を敷設して補強

  4. コンクリートを打設(厚さ50〜70mm)

  5. コテで平滑に仕上げ、目地を設ける

☑️施工時の注意点:

  • コンクリート打設時に防水層を傷つけないよう細心の注意を払う

  • ワイヤーメッシュの重なりや結束をしっかり行う

  • 排水勾配を確保し、水溜まりができないようにする


4. メリットとデメリットを比較|押さえコンクリートの本音

メリット

  • 耐久性が高く、防水層の寿命が延びる

  • 歩行・設置物への対応がしやすい

  • 定期的なトップコートの塗り替えが不要になる

デメリット

  • 工期が長くなる(コンクリート養生期間が必要)

  • 重量がかかるため、構造計算が必要な場合がある

  • 漏水時の発見が遅れるケースがある

使う場所や建物の構造によっては、他の工法のほうが適していることもあります。工事内容をしっかり相談しましょう。


5. よくある誤解と注意点|実際のトラブル事例

押さえコンクリートを採用した防水工事で、よくあるトラブルには次のようなものがあります:

  • 排水溝周辺の勾配不足により水たまりが発生

  • コンクリートにひび割れが入り、そこから水が侵入

  • 下地処理が不十分でコンクリートが浮いてしまう

これらは事前の設計・施工管理で防げることがほとんどです。
信頼できる業者選びが何よりも大切です。


6. 他工法との違い|露出防水との比較

比較項目 押さえコンクリート 露出防水(トップコート仕上げ)
耐久性 高い(構造体と一体化) やや低い(定期メンテナンス必要)
メンテナンス 基本的に不要(点検のみ) トップコート再塗装が必要
施工の自由度 やや制限あり(重さと勾配) 柔軟性がある
施工コスト やや高め 比較的安価

📝まとめ|押さえコンクリートは防水の要

押さえコンクリートは、アスファルト防水工事において、防水層を長持ちさせるための重要な要素です。
紫外線・衝撃・温度変化から防水層を守り、建物の寿命を引き延ばすことにもつながります。

ただし、施工には専門的な技術と計画が必要であり、信頼できる業者に依頼することが非常に重要です。

足立区で外壁塗装、屋根塗装、防水工事を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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