水性塗料と油性塗料どっちがいい?外壁塗装での使い分けについて୭˚🍦
外壁塗装を検討するとき、必ずといっていいほど登場するのが「水性塗料」と「油性塗料」
業者から説明を受けても「結局どっちが良いの?」「家にはどちらを選ぶべき?」と迷う方は多いはずです。
実際には、どちらかが絶対に優れているわけではなく、建物の状況・希望する仕上がり・予算・環境条件によって適切な選択が変わります⊹ ◟🐇 ˚
この記事では、外壁塗装を初めて考える方にもわかりやすく、水性塗料と油性塗料の違いと、使い分けのポイントを徹底解説します!
目次
水性塗料と油性塗料の基本的な違い
塗料は「顔料・樹脂・添加剤」と「溶剤」で構成されます。
この「溶剤」の部分が「水」か「有機溶剤(シンナーなど)」かによって、水性か油性かが決まります。
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水性塗料:水で薄める。においが少なく環境にやさしい。
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油性塗料:シンナーで薄める。密着性や耐久性に優れる。
つまり、「溶かす成分の違い」が最大のポイント。これが施工性や仕上がり、耐久性に影響を与えます。
水性塗料のメリット・デメリット
メリット
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環境と人体にやさしい
VOC(揮発性有機化合物)の排出が少なく、臭いも控えめ。住宅密集地や子ども・高齢者がいる家庭でも安心です。 -
施工時の扱いやすさ
乾燥時間が適度で、職人も作業しやすい。屋外塗装に適しています。 -
価格が比較的安い
油性よりコストを抑えやすく、予算を重視する場合に向いています。
デメリット
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密着性・耐久性がやや劣る
下地との相性によっては剥がれやすくなることも。特に金属やツルツルした面は注意が必要。 -
低温・多湿に弱い
雨や湿気の多い季節には乾きが遅く、仕上がりに影響が出る場合があります。 -
高級塗料はまだ選択肢が少なめ
近年改良が進んでいるものの、超高耐久グレードは油性に多いのが現状です。
油性塗料のメリット・デメリット
メリット
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優れた密着性と耐久性
金属やコンクリート、古い塗膜の上からでもしっかり密着。外壁だけでなく屋根や鉄部に多く使われています。 -
仕上がりの美しさ
塗膜が強く、ツヤが出やすい。高級感を求めるケースでは好まれます。 -
高耐久グレードが豊富
フッ素や無機塗料など、超長寿命タイプは油性系が多いのが実情です。
デメリット
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シンナー臭が強い
施工中は刺激臭が出るため、換気や近隣への配慮が必須。 -
環境負荷が大きい
VOC排出が多く、環境意識の高いエリアでは敬遠されることもあります。 -
価格が高め
高耐久な分、初期費用が上がりやすい傾向があります。
外壁塗装での使い分けポイント
「どちらがいいか」は建物や環境によって変わります。以下を目安に考えてみましょう。
水性塗料がおすすめなケース
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住宅密集地でにおいトラブルを避けたい
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子どもや高齢者がいて安全性を優先したい
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予算を抑えて10年前後で再塗装する計画がある
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モルタルやサイディング外壁など一般的な下地
油性塗料がおすすめなケース
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屋根や鉄部、金属サイディングなど密着性が求められる場所
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長期的に塗り替え回数を減らしたい
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高級感あるツヤ仕上げにしたい
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耐久性を最優先に考えたい
水性と油性の費用比較
外壁塗装の費用感(30坪の住宅を想定)
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水性シリコン塗料:約60〜80万円
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油性シリコン塗料:約70〜90万円
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水性フッ素塗料:約90〜110万円
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油性フッ素塗料:約100〜130万円
同じグレードでも油性の方がやや高額。ただし耐久性を考えると、長期的なコスト差は縮まることもあります。
よくある質問(Q&A)
Q1. 水性塗料は耐久性が低いのでは?
→ 昔はそう言われていましたが、最近は改良が進み、シリコンやフッ素の水性タイプでも12〜15年持つものもあります。
Q2. 油性塗料の臭いはどのくらい続く?
→ 施工中〜乾燥までの数日がピーク。窓を閉め切るなどの対策が必要です。
Q3. 助成金や補助金はどちらでも使える?
→ 塗料の種類ではなく、工事内容や自治体の条件によって決まります。事前に確認しましょう。
まとめ:水性と油性は「どちらが優れている」ではなく「適材適所」
水性塗料は 環境・安全性・コスト面に優れる 一方で、油性塗料は 密着性・耐久性・仕上がりの美しさに強み があります。
外壁塗装で大切なのは、「自分の家にとって何を優先するか」を明確にすることです。
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周囲への配慮や予算重視 → 水性塗料
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長持ちと耐久性を最優先 → 油性塗料
このように考えると、後悔の少ない選択ができるでしょう🍡 ֹ ᮫ 𓏳݂
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