コンクリート壁のひび割れ、DIYで直せる?プロに頼むべき?😗
マイホームのコンクリート壁にふと目をやると、細いひび割れが……。😱
「これって放置して大丈夫?」「自分で直せるのかな?」と不安に思ったことはありませんか?
コンクリートのひび割れは、見た目の問題だけでなく、家の劣化を早める原因になることもあります。
だからこそ、正しい知識を持って対処することが大切です🏷️.⊹ ࣪ ˖
この記事では、コンクリートのひび割れをDIYで補修する方法とプロに依頼すべきケース、
そしてそれぞれの違いについて、初心者の方にもわかりやすく解説します!
目次
なぜコンクリートにひび割れができるの?
まずは、ひび割れの原因を簡単に見ていきましょう。
コンクリートは非常に強固な素材ですが、まったくひび割れがないわけではありません。ひび割れは、主に以下の理由で発生します。
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乾燥収縮:コンクリートが固まる際、内部の水分が蒸発して体積が少し小さくなることで発生するひび割れです。これは、施工方法に関わらず発生することが多く、比較的軽微なひび割れがほとんどです。
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温度変化:コンクリートは熱によって膨張し、冷えると収縮します。この繰り返しが、ひび割れの原因になることがあります。
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不同沈下(ふどうちんか):建物や基礎の重みに耐えきれず、一部が不均一に沈んでしまう現象です。このひび割れは深刻な場合が多く、専門的な調査と補修が必要です。
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外部からの衝撃や振動:地震や車の振動などが原因でひび割れが起きることもあります。
ひび割れには、家の寿命に影響しない「構造上問題ないひび割れ」と、
緊急で対処が必要な「構造上問題があるひび割れ」の2種類があることを覚えておきましょう。
DIYとプロ補修、どう違う?どちらを選ぶべき?
コンクリートのひび割れを見つけたとき、「自分でやれば安く済むかな?」と考える方も多いでしょう。
DIYとプロの補修には、それぞれメリットとデメリットがあります。
DIY補修のメリット・デメリット
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メリット
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コストを抑えられる:材料費だけで済むため、業者に依頼するよりも大幅に安く済みます。
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手軽にできる:軽微なひび割れであれば、ホームセンターで手に入る材料を使って、比較的簡単に補修できます。
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デメリット
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仕上がりに差が出やすい:補修箇所の周囲の色と合わなかったり、補修跡が目立ったりすることがあります。
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根本的な解決にならない可能性がある:ひび割れの根本原因を特定できないため、補修してもまた同じ場所にひび割れが発生する可能性があります。
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失敗のリスク:間違った材料を使ったり、適切な手順を踏まなかったりすると、かえって状態を悪化させてしまうことも。
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プロの補修のメリット・デメリット
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メリット
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根本原因を特定し、適切に補修する:プロはひび割れの原因を正確に診断し、最適な方法で補修します。
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高い耐久性と仕上がり:専用の材料や工具を使うため、耐久性が高く、見た目もきれいに仕上がります。
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安心感:補修後の保証が付くことが多く、何かあったときにも安心です。
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デメリット
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費用がかかる:DIYに比べて費用は高くなります。
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依頼の手間:業者を選定し、見積もりを取る必要があります。
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【結論】DIYとプロの見分け方
ひび割れの状況によって、DIYかプロに頼むべきか判断しましょう。
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DIYでOKなひび割れ
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ひび割れの幅が0.3mm以下:ヘアークラックと呼ばれる髪の毛のような細いひび割れです。コンクリートの乾燥収縮が原因であることが多く、構造上の問題はほとんどありません。
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ひび割れの深さが浅い:表面的なひび割れで、水が内部に浸入する心配が少ない場合。
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プロに依頼すべきひび割れ
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ひび割れの幅が0.3mmを超える:0.3mm以上になると、雨水などが内部に浸入しやすくなり、鉄筋の錆びやコンクリートの強度の低下につながる可能性があります。
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ひび割れの長さが数メートルにわたる:長いひび割れは、建物の構造に問題がある可能性があります。
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ひび割れから水が染み出している:内部にまで水が浸入している証拠です。早急な対処が必要です。
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ひび割れの幅が時間とともに広がる:放置すると危険な場合があります。
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ひび割れが複数個所に集中している:建物の基礎や構造全体に問題がある可能性を示唆します。
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自分で判断に迷った場合は、迷わずプロに相談することをおすすめします。無料で見積もりや診断をしてくれる業者も多いので、気軽に問い合わせてみましょう。
DIYでコンクリートのひび割れを補修する方法
「うちのひび割れはDIYで大丈夫そうだ!」という方のために、具体的な補修方法を解説します。
今回は、もっとも一般的な「エポキシ樹脂注入工法」と「セメント系補修材塗り込み工法」をご紹介します。
用意するもの
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コンクリート補修材:セメント系(モルタル)やエポキシ樹脂系、アクリル系などがあります。ひび割れの幅や深さによって使い分けます。初心者には扱いやすいペースト状やチューブタイプのものがおすすめです。
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ワイヤーブラシ:ひび割れ部分の汚れを落とします。
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カッターナイフやスクレーパー:ひび割れを少し広げる際に使います。
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ヘラやコテ:補修材を塗り込む際に使います。
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軍手・マスク・保護メガネ:作業中の安全を守ります。
補修の手順(エポキシ樹脂注入工法の場合)
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ひび割れ部分の清掃
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ワイヤーブラシでひび割れ部分の土やほこり、古い塗料などを丁寧にこすり落とします。
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水洗いをして、完全に乾燥させます。水が残っていると、補修材の接着が悪くなるので注意しましょう。
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ひび割れの拡大
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カッターナイフやスクレーパーを使って、ひび割れをV字型に少しだけ広げます。
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これにより、補修材が奥までしっかり入り込み、密着度が高まります。
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補修材の注入
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チューブタイプの補修材を、ひび割れの奥から手前に向かってゆっくりと注入していきます。
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奥までしっかり詰めることを意識しましょう。
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仕上げ
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ヘラやコテを使って、注入した補修材の表面を平らにならします。
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周囲の壁と高さを揃えることで、仕上がりがきれいになります。
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補修材が完全に固まるまで、指示された時間を待ちます。
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プロのコンクリートひび割れ補修方法
プロがどのようにひび割れを補修するのか、その代表的な工法をいくつかご紹介します。
1. Uカットシール材充填工法
ひび割れ部分をU字型にカットし、シーリング材を充填する工法です。コンクリートの動きに追随する柔軟なシーリング材を使うことで、再発防止効果も期待できます。
2. エポキシ樹脂低圧注入工法
微細なひび割れ(0.2mm以下)に対して、エポキシ樹脂を専用のポンプで低圧で注入する工法です。ひび割れの奥まで均一に樹脂を行き渡らせることで、コンクリートを一体化させ、強度を回復させます。
3. 断面修復工法
ひび割れだけでなく、コンクリートの欠けや剥離(はくり)がある場合に適用されます。古いコンクリートを撤去し、新しいモルタルで補修することで、元の状態に戻す工法です。
プロはこれらの工法を使い分け、ひび割れの大きさ、深さ、原因を総合的に判断し、最適な補修を行います。また、補修後の見た目もきれいに仕上げてくれるため、安心して任せることができます。
まとめ:ひび割れを見つけたら、まずは冷静に判断を!
コンクリートのひび割れは、誰にとっても気になるものです。
しかし、慌てて補修する前に、まずはひび割れの幅や深さをよく観察してみましょう𝄜 👀 ⩨ ຸ
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幅が0.3mm以下のヘアークラックなら、DIY補修にチャレンジしてみるのも良い経験になります。
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幅が0.3mmを超える場合や、ひび割れが大きくなっている場合は、迷わずプロに相談しましょう。
この記事が、皆さんの不安を少しでも和らげ、適切な行動をとるための手助けになれば幸いです。
DIYで補修する場合も、プロに依頼する場合も、大切なのは「早めの対処」です。
ひび割れを放置せずに、大切な家を守っていきましょう🎀 。*゚+