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トタン屋根材の選択:メリットとデメリットを解説

  みなさん、こんにちは!! 外壁屋根の塗装専門店の深井塗装です! 深井塗装は国家資格を保有する自社職人が施行している地域密着型の外壁塗装専門店です。 ◎深井塗装のサービス内容 外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工事・防水工事・シーリング工事   住宅の屋根材選びは、コストや耐久性、デザインなど様々な要素を考慮する必要があります。 中でもトタン屋根は、低価格で軽量という特長から、長年多くの住宅で採用されてきました。 本記事では、トタン屋根の基本情報や特性について詳しく解説し、屋根リフォームや新築の選択肢として検討する際の参考にしていただきたいと思います。 □トタン屋根材とその基本 トタン屋根材は、鉄板の表面に亜鉛メッキを施した「トタン」と呼ばれる板材を用いた屋根です。 日本では高度経済成長期に大流行し、安価で施工しやすいことから広く普及しました。 トタン屋根の主な特長は以下の通りです。 1:軽量で耐震性に優れている トタン屋根は瓦屋根の約1/100、スレート屋根の1/4程度の重量しかありません。 屋根が軽いと建物の重心が下がり、地震時の揺れを抑えられます。 2:低コストで施工が容易 トタン屋根の材料費は、他の金属屋根材と比べても安価な部類に入ります。 また、施工が簡単で工期が短いことも、コストを抑えられる理由の一つです。 3:雨漏りのリスクが低い トタン屋根は継ぎ目が少ない構造のため、低勾配でも雨水の浸入を防ぎやすく、雨漏りのトラブルが起こりにくいというメリットがあります。 トタン屋根の施工方法は、大きく分けて以下の3種類があります。 1:瓦棒葺き 屋根の頂上から軒先に向かって縦方向にトタン板を並べていく方法。 等間隔に設置した心木と呼ばれる木材にトタン板を引っ掛けて固定します。 2:波板葺き 波型に加工したトタン板を用いる方法。 波形によって薄い板材でも強度を保つことができます。 トタン屋根の代表的なイメージと言えるでしょう。 3:折板葺き 折り曲げ加工を施したトタン板を使用する方法。 板材の強度が高まるため、工場などでよく見られます。 □トタン屋根材のメリットとデメリット 前述の通り、トタン屋根には軽量で安価、施工性に優れるなどのメリットがある一方、いくつかのデメリットも存在します。 ここでは、その両面について掘り下げていきましょう。 1:メリット ・重量が軽く、建物への負担が少ない ・耐震性に優れ、地震の揺れに強い ・材料費や工事費を安く抑えられる ・継ぎ目が少なく、雨漏りのリスクが低い 2:デメリット ・鉄板であるため、サビが発生しやすい ・紫外線による塗膜の劣化で、色あせが生じる ・金属材のため、断熱性や防音性に乏しい ・強風や台風で飛ばされる危険性がある トタン屋根の最大の弱点は、サビの発生です。 これは塗膜の劣化や剥がれが主な原因で、放置すればトタンに穴が開き、雨漏りにつながります。 定期的な塗装が不可欠で、一般的な塗料の耐用年数は7~10年とされています。 また、トタンは薄い金属材のため、断熱性や防音性に課題があります。 外の騒音が伝わりやすく、室内の温度調整にも不向きです。 遮音性や断熱性を高める塗料の使用で、ある程度の改善は見込めます。   □まとめ 本記事では、トタン屋根の基本情報や特性について解説してきました。 トタン屋根は低コストで軽量、施工性の高さが魅力ですが、サビや劣化、断熱性の低さといった弱点も抱えています。 住宅の立地条件やライフスタイル、予算などを総合的に判断し、最適な屋根材を選択することが肝要です。 定期的なメンテナンスを怠らず、上手に付き合っていくことで、トタン屋根の長所を活かした住まいづくりが実現できるでしょう。   深井塗装は創業以来、地域のお客様に高品質塗装×安心をご提供するため、実績と信頼の老舗塗料メーカー「アステックペイント」の塗料を取り扱い、施工実績を積み重ねてきました! 今回も定期開催しているカラー紹介を行っていきます。 今回は「モカ(色番号:8088)」です。 モカは、明るめのシックなブラウンで、建物の配色を引き締める便利な色です。ツートーンの配色だけでなく、アクセントカラーとしても優れています。茶系の中でも色みを抑えたクールさがあり、日当たりのよい立地では美しく映え、モダンな雰囲気を演出します。 2024年06月18日 更新 詳しくはこちら

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屋根の形状を種類別に見る!あなたの家に最適な選択

    みなさん、こんにちは!! 外壁屋根の塗装専門店の深井塗装です! 深井塗装は国家資格を保有する自社職人が施行している地域密着型の外壁塗装専門店です。 ◎深井塗装のサービス内容 外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工事・防水工事・シーリング工事   環境に配慮した家づくりに関心のある皆さん、屋根の形状選びに悩んでいませんか?実は、屋根の形状は単なる見た目の問題ではなく、地域の気候風土に適した選択が、快適で持続可能な住まいづくりの鍵となります。 本記事では、気候と地域に最適な屋根形状の選び方と、各形状のメリット・デメリットを解説します。 賢明な屋根選びで、あなたの大切な家を長く守っていきましょう。 □気候と地域に最適な屋根形状の種類と選び方 屋根形状の種類の選択は、その土地の気候や環境によって大きく左右されます。 適切な屋根選びは、住宅の耐久性や快適性を高め、ひいては持続可能な家づくりにつながります。 1:雪国に適した屋根形状 豪雪地帯では、切妻屋根や片流れ屋根が主流です。 これらの形状は、屋根に積もった雪を自然に滑り落とし、屋根の負担を軽減します。 ただし、雪が落ちるスペースが確保できない場合は、陸屋根やバタフライ屋根を選ぶのも一案です。 2:暑さ対策に有利な屋根形状 日差しの強い地域では、急勾配の屋根が有効です。 勾配が急なほど、直射日光を遮断し、室内への熱の侵入を防ぐことができます。 一方、海沿いや台風の多い地域では、風の影響を受けにくい緩やかな勾配の屋根が好まれます。 3:リフォーム時の注意点 屋根形状を変更する際は、高さ制限や日影規制など、地域の建築規制に留意が必要です。 また、複雑な構造ほど固定資産税が高くなる傾向にあるため、予算面での検討も欠かせません。 近隣とのトラブルを避けるためにも、規制の範囲内で計画を進めましょう。   □屋根の形状とそのメリット・デメリットを解説 ここでは、代表的な屋根形状とその特徴を見ていきます。 それぞれの長所と短所を踏まえ、自分のライフスタイルや住環境に合った選択をしてください。 1:切妻屋根 三角形の形状が特徴的な切妻屋根は、施工費がリーズナブルでメンテナンスも容易です。 ただし、妻側や破風板が紫外線や風の影響で劣化しやすいというデメリットもあります。 2:寄棟屋根 四方に傾斜面を持つ寄棟屋根は、耐風性に優れ、雨水を分散させることができます。 落ち着いた印象を与えますが、屋根裏に湿気がこもりやすく、施工費用も比較的高くなります。 3:片流れ屋根 一方向に傾斜したシャープなデザインが魅力の片流れ屋根は、ソーラーパネルの設置に適しています。 しかし、大雨や大雪の際に片面に負担がかかりやすく、耐風性能も低めです。 4:陸屋根 平らな形状の陸屋根は、モダンな雰囲気を演出でき、屋上スペースの有効活用が可能です。 ただし、勾配が小さいため排水性に課題があり、定期的な防水メンテナンスが欠かせません。   □まとめ 本記事では、気候と地域に適した屋根形状の選び方と、各形状の特徴を解説しました。 雪国には切妻屋根や片流れ屋根、暑い地域には急勾配の屋根がおすすめです。 また、切妻屋根は施工費が抑えられる一方、寄棟屋根は耐風性に優れるなど、それぞれの形状にメリット・デメリットがあることがわかりました。 自分の住む地域の気候や建築規制を考慮し、ライフスタイルに合った屋根形状を選ぶことが、快適で持続可能な住まいづくりの第一歩です。 賢明な選択で、理想の我が家を実現しましょう。   深井塗装は創業以来、地域のお客様に高品質塗装×安心をご提供するため、実績と信頼の老舗塗料メーカー「アステックペイント」の塗料を取り扱い、施工実績を積み重ねてきました! 今回も定期開催しているカラー紹介を行っていきます。 今回は「アイアンバーグ(色番号:8092)」です。 アイアンバーグは格調高い重厚感のある色味が特徴です。 全体に使うよりもツートンカラーの1階部分に使用するなどアクセントをつけることなどに向いています。建物自体の雰囲気を一気に引き締めますよ! 2024年06月17日 更新 詳しくはこちら

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付帯部とは?:役割とその塗装の重要性を解説

  みなさん、こんにちは!! 外壁屋根の塗装専門店の深井塗装です! 深井塗装は国家資格を保有する自社職人が施行している地域密着型の外壁塗装専門店です。 ◎深井塗装のサービス内容 外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工事・防水工事・シーリング工事       DIYや家のメンテナンスに関心のある家主の方へ。 住宅の長期的な保護と美観の維持は、家を大切にする上で重要な課題ですよね。 その中でも、付帯部の塗装は見落としがちですが、実は家全体の耐久性と美観に大きな影響を与えます。 今回は、付帯部の重要性と塗装の利点について解説し、家をより良い状態に保つためのヒントをお届けします。 □付帯部とは何か?家の隠れた部分の役割を理解する 1:付帯部とは 付帯部とは、屋根や外壁以外の部材のことを指します。 雨樋、雨戸、シャッターボックス、軒天井、鼻隠し、破風板、笠木、水切り、霧除け庇、換気フード、玄関ドア、ポストなどが含まれます。 これらの部材は、家の外観を構成する重要な要素であり、機能面でも大きな役割を果たしています。 2:付帯部が住宅を保護する仕組み 例えば、雨樋は雨水を効率的に排水することで、外壁や基礎の劣化を防ぎます。 軒天井は、屋根から落ちてくる雨水を遮り、外壁を保護します。 また、破風板や笠木は、屋根と外壁の接合部を覆うことで、雨水の侵入を防ぐ役割を担っています。 このように、付帯部は住宅を長期的に保護し、美観を維持するために欠かせない存在なのです。 □付帯部塗装の必要性とメリット   1:劣化を防ぎ、寿命を延ばす 付帯部は、紫外線や雨風にさらされ、徐々に劣化していきます。 塗膜が剥がれたり、素材自体が傷んだりすると、本来の機能を発揮できなくなります。 定期的な塗装により、付帯部の劣化を抑え、寿命を延ばすことができます。 これは、付帯部を交換するよりも費用を抑えられる効果的な方法です。 2:家全体の美観を向上させる 外壁や屋根を塗装しても、付帯部が劣化していると、家全体の印象が悪くなってしまいます。 付帯部を塗装することで、家の外観に統一感が生まれ、美しさが増します。 また、不動産価値の面でも、付帯部の状態は重要な評価ポイントの一つです。 3:大規模な修繕を未然に防ぐ 付帯部の劣化を放置すると、雨漏りや腐食など、深刻なトラブルに発展する可能性があります。 そうなると、部分的な交換や大規模な修繕が必要になり、多額の費用がかかってしまいます。 付帯部塗装は、そのようなリスクを未然に防ぐ効果的な予防策と言えるでしょう。   □まとめ 付帯部は、屋根や外壁以外の部材で、家全体の美観と機能を支える重要な要素です。 雨樋や軒天井などの付帯部は、住宅を長期的に保護する役割を果たしています。 付帯部塗装は、部材の劣化を防ぎ、寿命を延ばすために重要であり、費用を抑えながら家全体の美観を維持することができます。 定期的な付帯部のメンテナンスを行うことで、住宅の耐久性を高め、快適な住環境を長く保つことができるでしょう。   深井塗装は創業以来、地域のお客様に高品質塗装×安心をご提供するため、実績と信頼の老舗塗料メーカー「アステックペイント」の塗料を取り扱い、施工実績を積み重ねてきました! 今回も定期開催しているカラー紹介を行っていきます。 今回は「クールホワイト(色番号:9010)」です。 すっきりとした清涼感のあるソフトな白色は、建物に清潔で明快な印象を与えます。このニュートラルな白は、どんな色とも調和しやすく、彩度が低い淡彩色であり、外壁に多く使用されています。特に温かみのある色や無彩色との相性が抜群です! 2024年06月16日 更新 詳しくはこちら

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雨仕舞とは:基礎知識と住宅保護への影響を解説

  みなさん、こんにちは!! 外壁屋根の塗装専門店の深井塗装です! 深井塗装は国家資格を保有する自社職人が施行している地域密着型の外壁塗装専門店です。 ◎深井塗装のサービス内容 外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工事・防水工事・シーリング工事 家は私たちの生活の基盤であり、安全で快適な住環境を維持することは重要です。 その中でも、雨漏りは住宅の耐久性と居住性を大きく損なう問題です。 本記事では、雨漏り防止の鍵となる「雨仕舞」について詳しく解説します。 雨仕舞の基本的な概念や重要性を理解し、効果的な施工方法を知ることで、大切な住まいを長期的に守るためのヒントが得られるでしょう。 □雨仕舞とは何か? 雨仕舞とは、住宅への雨水の侵入を防ぐための仕組みや構造、水に対する建物の処置全般を指す言葉です。 単に水の浸入を防ぐだけでなく、雨水をどのように誘導し、排水するかという考え方も含まれます。 1: 雨仕舞と防水の違い 防水が水を完全にブロックすることを目的とするのに対し、雨仕舞は雨水の通り道を設けて適切に排水することも重視します。 雨仕舞では、平常時だけでなく台風などの非常時の水の流れも想定し、排水の仕組みを設計します。 2: 毛細管現象への対策 ぴったりと重なった面に水が入り込むと、表面張力によって水が内部に浸透してしまう現象を「毛細管現象」と呼びます。 雨仕舞では、適切な隙間や通気のための空間を設けることで、この現象を防ぎます。 単に隙間をなくすのではなく、水の浸入を防ぐための工夫が必要なのです。 3: 雨仕舞の重点箇所 雨仕舞において特に注意が必要なのは、屋根や壁など異なる部材が交わる境界線や端の部分です。 これらの箇所での処理が不適切だと、雨水が建物内部に侵入し、劣化や雨漏りの原因となります。 建物全体を見渡し、重点箇所を的確に処理することが雨仕舞の肝要です。 □雨仕舞による雨漏り防止 適切な雨仕舞がなされていても、時間の経過とともに劣化が進行し、雨漏りが発生することがあります。 ここでは、雨仕舞の劣化要因と、雨漏りを防ぐためのメンテナンス方法を解説します。 1: 雨仕舞の経年劣化 雨仕舞に使用される材料や部品は、紫外線や温度変化などの影響で劣化していきます。 防水シートのひび割れや、金属部分の腐食などが進行すると、雨水の浸入を許してしまいます。 定期的な点検と補修により、劣化を早期に発見し対処することが大切です。 2: 施工の不備による問題 雨仕舞の効果を十分に発揮するには、正しい施工方法が不可欠です。 例えば、防水シートを張る際は、下から上に向かって重ねていく必要があります。 逆向きに張ってしまうと、シートの継ぎ目から雨水が浸入してしまいます。 施工業者の選定や、施工状況の確認にも注意が必要です。 3: 自然災害への備え 台風などの強風により、雨仕舞の部材が損傷を受けることがあります。 また、雨と風が同時に襲来すると、雨仕舞が正常に機能せず、雨水が建物内に溜まってしまう恐れもあります。 日頃からの備えと、災害後の点検・補修を怠らないことが肝心です。   □まとめ 雨仕舞は、住宅を雨漏りから守るための重要な仕組みです。 雨水の浸入を防ぎつつ、適切に排水するための工夫が随所に施されています。 一方で、経年劣化や施工不良、自然災害などによって、雨仕舞の機能が損なわれることもあります。 住まいの長期的な保護のためには、雨仕舞の基本的な概念を理解し、定期的なメンテナンスを欠かさないことが肝要です。 本記事が、雨漏りのない快適な住環境の維持に役立てば幸いです。   深井塗装は創業以来、地域のお客様に高品質塗装×安心をご提供するため、実績と信頼の老舗塗料メーカー「アステックペイント」の塗料を取り扱い、施工実績を積み重ねてきました! 今回も定期開催しているカラー紹介を行っていきます。 今回は「アイアンバーグ(色番号:8092)」です。 アイアンバーグは格調高い重厚感のある色味が特徴です。 全体に使うよりもツートンカラーの1階部分に使用するなどアクセントをつけることなどに向いています。建物自体の雰囲気を一気に引き締めますよ! 2024年06月15日 更新 詳しくはこちら

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茅葺き屋根とは?メリットとデメリットも解説!

みなさん、こんにちは!! 外壁屋根の塗装専門店の深井塗装です! 深井塗装は国家資格を保有する自社職人が施行している地域密着型の外壁塗装専門店です。 ◎深井塗装のサービス内容 外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工事・防水工事・シーリング工事   日本の伝統的な建築様式において、茅葺き屋根は古来より人々の暮らしを支えてきました。 その優美なシルエットは、風景に溶け込み、どこか懐かしさと温かさを与えてくれます。 世界文化遺産に登録されている白川郷や五箇山の合掌造りなど、古き良き日本の原風景を象徴する茅葺き屋根は、単なる建築様式を超えて、日本の文化と歴史を物語る重要な存在です。 しかし現代においては、建築素材の多様化やライフスタイルの変化に伴い、茅葺き屋根は徐々に姿を消しつつあります。 それでもなお、茅葺き屋根の魅力に惹かれ、その伝統を守り、現代に蘇らせようとする人々がいるのも事実です。 この記事では、茅葺き屋根の歴史的背景や著名な例、およびメリットとデメリットについて見ていきます。 □茅葺き屋根とは? 茅葺き屋根とは、ススキやヨシ、藁(わら)などの自然素材を屋根材として使用した伝統的な建築様式です。 その起源は古く、縄文時代まで遡ると言われています。 日本では古くから、茅葺き屋根が農家や寺社、城郭などに用いられてきました。 1: 歴史的な背景 茅葺き屋根は、日本人の生活と密接に関係してきました。 かつては、身近な自然素材である茅が、屋根材として利用されてきました。 茅は、生育が早く、手に入りやすく、しかも耐久性に優れていたことから、古来より屋根材として重宝されてきました。 2: 著名な例 茅葺き屋根は、日本の各地で見られます。 特に有名なのは、岐阜県白川郷の合掌造り集落です。 白川郷の合掌造りは、急勾配の屋根が特徴で、その独特な形状は、雪の多い地域に適した構造として知られています。 また、富山県五箇山の合掌造り集落も、白川郷と同様に世界文化遺産に登録されています。 □茅葺き屋根のメリットとデメリットについて 茅葺き屋根は、伝統的な建築様式として、その美しさや機能性から、現代でも高い評価を得ています。 しかし、現代の建築において、茅葺き屋根を採用する際には、メリットとデメリットを理解しておくことが重要です。 *茅葺き屋根のメリット 1. 環境への配慮 茅は自然素材であり、再生可能な資源です。 また、CO2を吸収するため、環境負荷の低い建築材料と言えます。 2.調湿効果 茅は、湿度を調整する効果があります。 夏は湿気を吸収し、冬は湿気を放出することで、快適な室内環境を保ちます。 3.遮音効果 茅は、音の吸収効果も高く、外部からの騒音を軽減する効果があります。 * 茅葺き屋根のデメリット 1.耐火性 茅は可燃性が高いため、火災のリスクが高いというデメリットがあります。 2.メンテナンス 茅葺き屋根は、定期的なメンテナンスが必要です。 また、茅の交換や葺き替えには、専門的な技術が必要となります。 3.コスト 茅葺き屋根は、他の屋根材と比べて、初期費用が高くなる傾向があります。 4.施工時間 茅葺き屋根の施工には、熟練した職人の手が必要で、施工時間がかかる場合があります。 □まとめ 茅葺き屋根は、日本の伝統的な建築様式であり、その美しさや機能性から、現代においても高い評価を得ています。 環境への配慮、調湿効果、遮音効果など、現代の建築にも多くのメリットをもたらします。 しかし、耐火性、メンテナンス、コスト、施工時間など、デメリットも存在します。 茅葺き屋根を採用する際には、そのメリットとデメリットを理解した上で、慎重に検討することが重要です。 現代社会において、伝統と革新が融合した新しい建築様式として、茅葺き屋根が再び注目を集め、人々の暮らしを豊かにする可能性を秘めていると言えるでしょう。 当社はお客様にに安心して工事を依頼してもらえるようトラブルを防ぐために、事前に挨拶回りや騒音対策などを配慮して工事を行っております。 外壁塗装・屋根工事をお考えの方はぜひ当社までご相談ください。   深井塗装は創業以来、地域のお客様に高品質塗装×安心をご提供するため、実績と信頼の老舗塗料メーカー「アステックペイント」の塗料を取り扱い、施工実績を積み重ねてきました! 今回も定期開催しているカラー紹介を行っていきます。 今回は「ブロークンホワイト(色番号:8091)」です。 ブロークンホワイトは、温かみのある黄みがかった白色です。アステックペイントの中でも根強い人気を誇るこの色は、日本の景観と調和しやすく、明るく優しい印象を与えます。建物の和洋を問わず、どのスタイルにもオールマイティーに使えるのが魅力です。ニュートラルホワイトに比べて、より明るく温かみのある仕上がりになります。 2024年06月14日 更新 詳しくはこちら

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屋根を長持ちさせるラバーロックとは:真実と施工のポイントを解説

みなさん、こんにちは!! 外壁屋根の塗装専門店の深井塗装です! 深井塗装は国家資格を保有する自社職人が施行している地域密着型の外壁塗装専門店です。 ◎深井塗装のサービス内容 外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工事・防水工事・シーリング工事 自宅の屋根の修理を検討中の方へ。 ラバーロック工法に興味はあるものの、その効果や施工方法について不安を感じていませんか?本記事では、ラバーロック工法の正しい理解と賢明な業者選びのポイントをお伝えします。 信頼できる情報を得て、長期的な屋根の保護とコスト効率の良い修理を実現しましょう。 □ラバーロックとは ラバーロック工法とは、瓦と瓦の隙間にコーキング材を充填することで、屋根の耐震性と防水性を向上させる手法です。 この工法を適切に施すことで、以下のようなメリットが得られます。 1:瓦のズレや脱落を防止 地震や強風によって瓦がずれたり、落下したりするリスクを軽減できます。 コーキング材が瓦同士を強固に固定するため、屋根の耐震性が格段に向上するのです。 2:屋根の防水性能を強化 経年劣化によって生じた瓦の歪みや隙間から、雨水が屋内に侵入するのを防ぎます。 コーキング材が雨水の浸透を食い止め、雨漏りのリスクを低減してくれます。 3:葺き替えや葺き直しに比べてコストを抑制 瓦を全て取り替える葺き替えや、一部の瓦を取り替える葺き直しと比較して、ラバーロック工法は費用を大幅に抑えられます。 屋根の状態によっては、最も経済的な修繕方法と言えるでしょう。 ただし、これらの効果を得るには、正しい施工方法が不可欠です。 次の章では、ラバーロック工法の適切な施工手順について詳しく解説します。 □正しいラバーロックの施工方法   ラバーロック工法を適切に行うには、次のようなポイントに注意が必要です。 1:平瓦部分はL字型にコーキング 平瓦の左側面と下側面が重なる部分のみにコーキングを施します。 過剰なコーキングは避け、L字型に見える程度が適量です。 2:棟瓦部分はT字の隙間にコーキング 棟瓦を熨斗形に交互に積んだ際にできるT字型の隙間に、コーキング材を充填します。 これにより、最小限の材料で棟瓦全体を連結できます。 3:瓦の4辺全てにコーキングしない 瓦の隙間を全て埋めてしまうと、通気性が失われ、屋根内部に湿気がこもります。 結露や雨漏りに繋がるため、避けるべき施工方法です。 4:1棟あたりの適正価格は15〜20万円 ラバーロック工法の相場は、1棟につき15万円から20万円程度です。 葺き替えや葺き直しに比べて安価ですが、安すぎる業者には注意が必要です。 施工業者選びは、ラバーロック工法の効果を左右する重要な要素です。 次の点に留意して、信頼できる業者を見極めましょう。 ・正しい施工方法を理解し、実践しているか ・過剰な施工を提案したり、必要以上の費用を請求したりしないか ・アフターフォローや保証内容は充実しているか     □まとめ ラバーロック工法は、瓦屋根の耐震性と防水性を向上させる効果的な方法です。 瓦のズレや脱落を防ぎ、雨漏りのリスクを低減することで、屋根を長期的に保護してくれます。 また、葺き替えや葺き直しと比べて費用を抑えられるのも大きな利点と言えるでしょう。 ただし、これらの効果を得るには、正しい施工方法を実践できる信頼できる業者選びが不可欠です。 過剰なコーキングを避け、適切な箇所に必要な量だけ施工することが重要なポイントとなります。 本記事を参考に、ラバーロック工法への理解を深め、自宅の屋根の長寿命化とコスト削減を実現してください。 専門知識を持つ業者とともに、快適で安全な住まいを手に入れましょう。   深井塗装は創業以来、地域のお客様に高品質塗装×安心をご提供するため、実績と信頼の老舗塗料メーカー「アステックペイント」の塗料を取り扱い、施工実績を積み重ねてきました! 今回も定期開催しているカラー紹介を行っていきます。 今回は「ブロークンホワイト(色番号:8091)」です。 ブロークンホワイトは、温かみのある黄みがかった白色です。アステックペイントの中でも根強い人気を誇るこの色は、日本の景観と調和しやすく、明るく優しい印象を与えます。建物の和洋を問わず、どのスタイルにもオールマイティーに使えるのが魅力です。ニュートラルホワイトに比べて、より明るく温かみのある仕上がりになります。 2024年06月14日 更新 詳しくはこちら

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屋根の材料を種類別に解説!:耐久性とコストを考慮した屋根材の選び方

  みなさん、こんにちは!! 外壁屋根の塗装専門店の深井塗装です! 深井塗装は国家資格を保有する自社職人が施行している地域密着型の外壁塗装専門店です。 ◎深井塗装のサービス内容 外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工事・防水工事・シーリング工事   自宅を所有する上で、屋根のメンテナンスやリノベーションは重要な関心事です。 屋根材の選択は、家の外観だけでなく、耐久性や費用対効果にも大きな影響を与えます。 本記事では、屋根材の種類や特性、価格、選び方のポイントについて詳しく解説し、あなたの家に最適な屋根材選びをサポートします。 □屋根の材料の種類と基本情報 屋根の材料の種類がありますが、ここでは一般的な瓦、スレート、セメント瓦、トタン、ガルバリウム鋼板の基本特性と利点、欠点を紹介します。 1:瓦(和瓦・洋瓦) 瓦は粘土を使った焼き物の屋根材で、耐久性が高く、塗り替えの必要がありません。 遮音性、断熱性、耐熱性に優れていますが、重量があるため耐震性を考慮した工事が必要です。 耐久年数は50年~100年、価格は8,000円~12,000円/㎡(材工費)程度です。 メリットは不燃材料で耐火性が高く、破損しても1枚単位で交換できること、デザイン性が高いことなどが挙げられます。 一方、デメリットは重量があるため地震の揺れに弱く、高額な工事になる可能性があることです。 2:スレート(コロニアル・カラーベスト) スレートはセメント成分に繊維質の材料を織り交ぜてできた薄い屋根板で、一般的に広く使用されています。 価格が安価で、デザインやカラーのバリエーションが豊富なことが特徴です。 耐久年数は20年~25年、価格は4,500円~8,000円/㎡(材工費)程度です。 メリットは瓦などに比べて安価で、カラーバリエーションが豊富なこと、耐火性や断熱性に優れていることなどが挙げられます。 軽量のため耐震性にも優れています。 デメリットは耐久年数が瓦に比べて短いことです。 3:セメント瓦 セメント瓦は、セメントと砂、石灰石などを混ぜ合わせて作られる屋根材です。 耐久性が高く、価格も比較的安価です。 耐久年数は30年~50年、価格は5,000円~8,000円/㎡(材工費)程度です。 メリットは耐久性が高く、価格が安価なことです。 また、多様なデザインや色があり、選択肢が広いのも魅力です。 デメリットは重量があるため、耐震性を考慮した工事が必要なことです。 4:トタン トタンは、薄い鉄板に亜鉛メッキを施した屋根材です。 軽量で安価ですが、耐久性はあまり高くありません。 耐久年数は10年~15年、価格は2,000円~4,000円/㎡(材工費)程度です。 メリットは軽量で安価なこと、施工が簡単なことなどが挙げられます。 デメリットは耐久性が低く、錆びやすいことです。 5:ガルバリウム鋼板 ガルバリウム鋼板は、亜鉛とアルミニウムの合金めっきを施した鋼板です。 耐久性が高く、軽量で施工が簡単です。 耐久年数は30年~50年、価格は3,000円~5,000円/㎡(材工費)程度です。 メリットは耐久性が高く、軽量で施工が簡単なことです。 また、様々なデザインや色があり、選択肢が広いのも魅力です。 デメリットは金属特有の熱膨張による音が発生することがあることです。 □屋根材の選び方と主要なポイント   屋根材を選ぶ際には、価格、デザイン、耐用年数の三つの要素を考慮することが重要です。 ここでは、これらの要素が屋根材選択にどのように影響するかを説明し、特定の家屋やライフスタイルに最適な材料を選ぶためのアドバイスを提供します。 ・価格 屋根材の価格は、工事費用に大きな影響を与えます。 安価な屋根材としては、スレート、トタン、ガルバリウム鋼板などがあります。 ただし、トタンは耐用年数が短いため、長期的なコスト効果を考えると、スレートやガルバリウム鋼板が推奨されます。     □まとめ   本記事では、屋根材の種類や特性、価格、選び方のポイントについて詳しく解説し、あなたの家に最適な屋根材選びをサポートしました。 何か質問があれば、いつでもご相談ください。   深井塗装は創業以来、地域のお客様に高品質塗装×安心をご提供するため、実績と信頼の老舗塗料メーカー「アステックペイント」の塗料を取り扱い、施工実績を積み重ねてきました! 今回も定期開催しているカラー紹介を行っていきます。 今回は「アイアンバーグ(色番号:8092)」です。 アイアンバーグは格調高い重厚感のある色味が特徴です。 全体に使うよりもツートンカラーの1階部分に使用するなどアクセントをつけることなどに向いています。建物自体の雰囲気を一気に引き締めますよ! 2024年06月13日 更新 詳しくはこちら

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折半屋根とは?:耐久性と設置事例の詳細

  みなさん、こんにちは!! 外壁屋根の塗装専門店の深井塗装です! 深井塗装は国家資格を保有する自社職人が施行している地域密着型の外壁塗装専門店です。 ◎深井塗装のサービス内容 外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工事・防水工事・シーリング工事   折半屋根は、住宅やビジネス施設の屋根材として幅広く使用されています。 その特徴的な形状と優れた性能により、多くの建築主から選ばれています。 本記事では、折半屋根の基本的な特性やメリット、そして雨漏り対策についてわかりやすく解説します。 折半屋根を検討している方や、すでに設置済みの方にとって役立つ情報が満載です。 ぜひ最後までご一読ください。 □折半屋根とは?基本事項と特徴を解説 折半屋根とは、金属板を折り曲げて波型に加工した屋根材のことを指します。 主に使用される材料は、ガルバリウム鋼板、亜鉛メッキ鋼板、塩ビ鋼板などです。 この折り曲げ加工によって、屋根材の強度が高められています。 折半屋根は、以下のような特徴を持っています。 1:軽量で耐久性が高い 折半屋根に使用される金属材は、他の屋根材と比べて軽量であるため、建物への負担が少なく、地震時の揺れを軽減できます。 また、折り曲げ加工によって強度が高められているため、耐用年数は約20〜30年と長持ちします。 2:施工の自由度が高い 折半屋根は、様々な形状や大きさの建物に適用可能です。 また、ハゼ締め、重ね、嵌合など、施工方法も複数あるため、建物の特性に合わせて最適な方法を選べます。 3:工事期間が比較的短い 折半屋根の施工は、他の屋根材と比べて比較的短期間で完了します。 これは、材料が軽量で扱いやすく、加工がシンプルであるためです。 工期の短縮は、コスト面でもメリットとなります。 折半屋根は、これらの利点から、工場や倉庫などの大型建築物だけでなく、自転車置き場や車庫などの身近な屋根材としても広く使用されています。 アスベスト問題や雨漏りの懸念から、従来の波型スレートから折半屋根への切り替えを検討する方も増えています。   □折半屋根から雨漏りを防ぐ方法 折半屋根は優れた防水性能を持っていますが、適切なメンテナンスを怠ると雨漏りが発生する可能性があります。 折半屋根で起こる雨漏りの主な原因は以下の通りです。 1:接合用金具の劣化 金属同士を接合する金具が、経年劣化や腐食によって機能を失うと、雨水が屋内に侵入しやすくなります。 2:屋根材の変形 強風や経年劣化によって屋根材が変形すると、隙間ができて雨漏りの原因となります。 3:屋根材自体の穴あき 金属の腐食が進行すると、屋根材に穴があく恐れがあります。 これらの問題を防ぐには、定期的なメンテナンスが不可欠です。 具体的には、以下のような対策が効果的です。 1:塗装 金属部分の錆び対策として、定期的なケレンと防錆処理、そして塗装が重要です。 特にボルトや留め金具部分は注意が必要です。 2:カバー工法 既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる工法です。 断熱性能の向上も期待できます。   古い屋根材を撤去して新しい屋根材に交換する方法です。 梁の交換などが必要な場合に適しています。 これらのメンテナンス方法を適切に実施することで、折半屋根から雨漏りを防ぎ、建物の耐久性を高めることができます。   □まとめ 折半屋根は、軽量で耐久性が高く、施工の自由度が高いという特長を持った屋根材です。 工場や倉庫、自転車置き場や車庫など、様々な建物に使用されています。 一方で、雨漏り対策として定期的なメンテナンスが必要不可欠です。 接合部の劣化、屋根材の変形や穴あきなどの問題に対し、塗装、カバー工法、葺き替えなどの対策を講じることで、折半屋根のパフォーマンスを長く維持できます。 折半屋根の特性を理解し、適切なメンテナンスを行うことが、建物の長寿命化と快適性の確保につながります。 深井塗装は創業以来、地域のお客様に高品質塗装×安心をご提供するため、実績と信頼の老舗塗料メーカー「アステックペイント」の塗料を取り扱い、施工実績を積み重ねてきました! 今回も定期開催しているカラー紹介を行っていきます。 今回は「クールホワイト(色番号:9010)」です。 すっきりとした清涼感のあるソフトな白色は、建物に清潔で明快な印象を与えます。このニュートラルな白は、どんな色とも調和しやすく、彩度が低い淡彩色であり、外壁に多く使用されています。特に温かみのある色や無彩色との相性が抜群です!   2024年06月12日 更新 詳しくはこちら

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屋根ハゼの役割と施工法:立平葺きで知るべき基本と技術

  屋根は家を雨風から守る重要な役割を担っています。 中でも金属屋根は耐久性に優れ、様々な施工方法があります。 本記事では、金属屋根の施工において欠かせない技術であるハゼに着目し、その役割と種類、そして立平葺きという施工方法の特徴について解説します。 建築に関心が高く、屋根の構造や材料に詳しい方に向けて、適切な材料選びと施工方法の選定に役立つ情報をお届けします。 □屋根の基本:ハゼの役割と種類 ハゼとは、金属屋根材の接合部に用いられる金属の折り曲げ部分のことを指します。 ハゼ継ぎや子ハゼ掛けといった技術を用いて、異なる厚さの板を接合することができます。 ハゼの主な役割は以下の通りです。 1:防水性の向上 ハゼを用いることで、屋根材同士の隙間からの雨水の侵入を防ぐことができます。 これにより、屋根の防水性が向上し、雨漏りのリスクを低減できます。 2:強度の確保 ハゼによって屋根材同士を確実に接合することで、屋根全体の強度を高めることができます。 これは、強風や地震などの外的要因に対する屋根の耐久性を向上させます。 3:美観の向上 ハゼを用いた接合は、ボルトや釘を使用しないため、屋根表面の美観を損なうことがありません。 また、ハゼの形状やデザインを工夫することで、屋根の意匠性を高めることも可能です。 ハゼには、様々な種類があります。 代表的なものとして、以下のようなものが挙げられます。 ・一文字ハゼ:最も一般的なハゼで、二枚の板の端を直角に折り曲げて接合します。 ・馳木ハゼ:一文字ハゼよりも深く折り曲げたハゼで、より強固な接合が可能です。 ・レール掛けハゼ:片方の板にレール状の溝を設け、もう一方の板を差し込んで接合します。 これらのハゼを適材適所で使い分けることで、屋根の性能と美観を両立することができるのです。   □立平葺きの特徴とその施工方法 立平葺きは、屋根材を棟から軒先に向かって縦方向に設置する施工方法です。 この方法では、ハゼ締めと嵌合式という二つの異なる結合技術が用いられます。 立平葺きの主な特徴は以下の通りです。 1:優れた防水性 立平葺きでは、屋根材の重なり方向と雨水の流れる方向が一致するため、雨水が屋根材の隙間に入り込みにくくなります。 これにより、高い防水性を実現できます。 2:施工の迅速性 嵌合式の結合方法を用いることで、現場での加工と取り付けがスムーズに行えます。 これにより、施工期間の短縮が可能となります。 3:軽量で耐震性に優れる 立平葺きに用いられる金属屋根材は軽量であるため、建物全体の重量を抑えることができます。 また、屋根材同士がしっかりと結合されているため、地震の揺れに対する耐性も高くなります。 立平葺きの施工手順は、以下のようになります。 1:下地の準備 屋根下地に防水シートを敷設し、その上に縦桟を取り付けます。 縦桟は、屋根材を固定するための基礎となります。 2:屋根材の取り付け 屋根材を縦桟に沿って、棟から軒先に向かって順次取り付けていきます。 屋根材同士は、ハゼ締めまたは嵌合式によって結合します。 3:棟の処理 棟の部分は、専用の棟包み材を用いて防水処理を行います。 これにより、屋根の頂点部分からの雨水の侵入を防ぎます。 4:軒先の処理 軒先には、雨樋を取り付けて雨水を排水します。 また、軒先の屋根材は、風の巻き上げを防ぐために、しっかりと固定する必要があります。 以上のような手順で施工された立平葺きの屋根は、優れた防水性と耐久性を発揮します。 ただし、断熱性や遮音性には課題があるため、必要に応じて断熱材や遮音材を併用することが推奨されます。   □まとめ 本記事では、金属屋根の施工に欠かせないハゼの役割についてご紹介しました。 何か質問等あれば、いつでもご相談ください。   深井塗装は創業以来、地域のお客様に高品質塗装×安心をご提供するため、実績と信頼の老舗塗料メーカー「アステックペイント」の塗料を取り扱い、施工実績を積み重ねてきました! 今回も定期開催しているカラー紹介を行っていきます。 今回は「ブロークンホワイト(色番号:8091)」です。 ブロークンホワイトは、温かみのある黄みがかった白色です。アステックペイントの中でも根強い人気を誇るこの色は、日本の景観と調和しやすく、明るく優しい印象を与えます。建物の和洋を問わず、どのスタイルにもオールマイティーに使えるのが魅力です。ニュートラルホワイトに比べて、より明るく温かみのある仕上がりになります。 2024年06月11日 更新 詳しくはこちら

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