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外壁工事の注意点✍️シーリングのブリード現象ご存じですか?👯

塗装・工事の豆知識 2025.12.09 (Tue) 更新

「ブリード現象」という言葉を耳にしたことがありますか?

業者から説明を受けても「なんとなく塗料の不具合?」と曖昧な理解で終わってしまう方も多いでしょう🧎‍♂️

ブリード現象は塗装工事において比較的よく見られるトラブルの一つです。

しかし正しい知識を持っていれば防ぐことができ、適切な対処をすれば建物の美観や耐久性を保つことが可能です!

この記事では、ブリード現象の基本から原因、具体的な対策、そして業者選びのポイントまでわかりやすく解説していきます。


ブリード現象とは?

ブリード現象とは、下地に含まれている可塑剤(柔らかくする成分)や油分が、上に塗った塗料へ移行してシミや変色を引き起こす現象のことです。

特に多いのは外壁のシーリング材や防水材に含まれる可塑剤が上塗り塗料に移行してしまうケースです。

 結果として、塗装してしばらく経った後に黒ずみやベタつきが表面に現れ、美観を損ねてしまいます。

見た目が汚れて見えるだけでなく、塗膜の劣化を早める原因にもなるため注意が必要です。


ブリード現象が起きやすい場所

ブリード現象は塗装する場所によって発生のリスクが異なります。特に以下の部位では注意が必要です。

  • 外壁の目地やサッシ周りのシーリング材

  • 屋上やベランダの防水層

  • ゴムやプラスチックを含む建材

  • 金属部の下地に使われたパテ部分

これらの箇所は可塑剤や油分が多く含まれているため、時間が経つと表面ににじみ出てきてしまうのです。


ブリード現象の主な原因

1. 可塑剤の移行

シーリング材や防水材には柔軟性を持たせるために可塑剤が使われています。これが上塗り塗料ににじみ出すことで変色や汚染が発生します。

2. 下地処理不足

下地処理をせずにそのまま塗装すると、可塑剤がダイレクトに上塗りへ移行してしまいます。プライマーやシーラーでのブロック処理を省略するのは大きな原因です。

3. 不適切な塗料選び

可塑剤に弱い塗料を選んでしまうと、変色や黒ずみが出やすくなります。塗料メーカーも「ブリード対応型」の商品を出していますが、それを使用しないとトラブルにつながります。


ブリード現象による見た目の変化

ブリードが起きると次のような症状が現れます。

  • 黒ずみや黄ばみが表面に浮き出る

  • 塗膜がベタつき、ホコリが付きやすくなる

  • 部分的にムラが発生し、見た目が不均一になる

せっかく塗装しても数ヶ月でこうした不具合が出ると「施工不良なのでは?」と感じてしまいます。実際には下地や塗料の性質によるものですが、適切な施工で防ぐことが可能です。


ブリード現象を防ぐ方法

ブリードオフプライマーを使用する

専用のプライマーを下塗りに使うことで、可塑剤の移行を防ぎます。これを「ブリードオフプライマー」や「ブリード防止プライマー」と呼びます。メーカーからも各種商品が販売されており、これを使用するかどうかで仕上がりに大きな差が出ます。

ブリード対応型のシーリング材を選ぶ

近年は可塑剤を含まない「ノンブリードタイプ」のシーリング材が普及しています。塗装との相性が良く、ブリード現象を防ぐ効果が期待できます。

下地処理を丁寧に行う

既存のシーリング材を撤去し、新しい材料に打ち替える際にプライマーを塗布することが大切です。下地処理を省略すると、どんな塗料でもトラブルが発生しやすくなります。


DIYで気を付けたいポイント

もしDIYで部分的にアルミサッシ周りやベランダ防水を塗装する場合は、特にブリード対策が重要です。

  • 市販のブリードオフプライマーを必ず使用する

  • 施工マニュアルを確認し、規定の塗布量を守る

  • 塗料は「ブリード対応」と記載されたものを選ぶ

これらを守らないと、数ヶ月で変色や黒ずみが出てしまい、結局やり直す手間がかかります。


業者選びで確認すべきこと

業者に外壁塗装を依頼する場合、ブリード対策をしてくれるかどうかもチェックしましょう。

  • 使用するプライマーの種類を説明してくれるか

  • シーリング材はノンブリードタイプか

  • 施工事例に同様の工事が含まれているか

  • 保証内容に「変色や汚染」への対応が明記されているか

こうした点を確認することで、後悔のない工事につながります。


ブリード現象が出てしまった場合の対処法

もしブリード現象が発生した場合でも、修復する方法はあります。

  • 表面を研磨して再塗装する

  • ブリードオフプライマーを改めて塗布する

  • 変色部分だけシーリングを打ち替える

状況によっては部分補修で対応できますが、広範囲に出ている場合は再度の全面塗装が必要になるケースもあります。


まとめ

ブリード現象は外壁塗装や防水工事で起こりやすいトラブルですが、原因を理解し正しい施工を行えば防ぐことができます。

  • 下地の可塑剤や油分が原因で発生する

  • プライマーやノンブリードシーリングで防止できる

  • 業者選びでは使用材料や施工方法を確認することが重要

外壁塗装は見た目の美しさだけでなく、建物を長持ちさせるための大切な工事です。

ブリード現象に正しく対処することで、仕上がりの美観と耐久性をしっかり守ることができます。

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